志摩半島の魚介海藻食 そして鮮度は

上の集合写真9枚

上段 当日漁獲生アジの皮はぎ丸かぶり 茹で天然ワタリガニ 天然アワビ寿司

中段 当日漁獲ウルメイワシ手開き、海女さん漁の茹で天然アワビ、天然アラメ炊込みご飯

下段 当日漁獲生アジの皮ひき丸かぶり 活ヒオウギ貝 天然岩牡蠣


志摩に暮らすと嬉しいのは

  1. 地元の小売店で朝採れのぴちぴち魚や珍しい地魚があるのでとてもうれしい食生活になります
  2. 漁港から近い地元の小売店に並ぶ魚は輸送コストが少ないので魚の値付けが安くできます 

ところが都会では

漁師さんと契約して前日深夜から当日未明にかけて採ってもらった魚がを空輸便(飛行機)で昼過ぎから夕方くらいに小売店頭に並ぶときがありますが・・・

化石燃料を大量に燃焼させ、CO²を大量に放出する無謀な空輸を肯定する限りは地球の温暖化やそれに伴う環境破壊、人・農作物・陸生、水産動物への被害、豪雨災害などあらゆる異常気象を助長することになります

また都会の産直市で近郊の魚が朝から並ぶときもありますが・・・

これもガソリンや人件費など輸送エネルギーがかなりかかるため当然いい値段になり、販売小売店に時間を合わせねばならない漁師さんも高齢化するなか、深夜から早朝に漁をするため追い打ちをかけられ肉体的にも厳しく、それを見る若人はきつい就労を敬遠し都会で働きます 当然後継者不足をも促進することに他なりません

しかも注意しなければならないのは

魚の鮮度は、たとえ採れたての魚でも、漁獲方法や死に方、締め方次第、劣化の早いものは数時間で不味になります 

このような理由から、漁港でも都会でも、並んだ魚は

  1. 値が高いから美味しいとは決して思わないことです
  2. 逆に値が安くても美味しい魚は高級魚よりもおいしくいただけます 
  3. 干物にすると、焼き魚の場合、鮮魚を焼くより美味しくいただけます 
  4. 生食できないという理由で焼き魚や干物にするのは食べ物を粗末にしないという考え方と道徳感もありますが、本当に美味しく、健康に良い「魚食」や、「持続できる漁業」の在り方を考えると、根底から魚の「漁法」と「漁獲後」の「取り扱い」、「流通」を真剣に政策的に考えなければなりません

浜の暮らし研究所で

ホンマに美しい旨い干物づくりを目指す理由はそこにあります

         

下の写真:当日収穫天然岩ガキの炭焼(2個)

その下:当日漁獲小アジの天日干し干物

その下:かつお血合い肉(高鮮度凍結)のタタキ

上:当日漁獲ウルメイワシのマリネを夏野菜とともに(浜の暮らし研究所創作料理)

その上:天然茹でアワビ

その上:同アワビの肝煮

上:当日漁獲ウルメイワシの手開き刺身

上:株ごと漂着 天然アラメ(海藻)の炊き込みご飯(ヒジキご飯風)


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